バイオ研究のメルマガを書いているやまの。メルマガとはことなる視点で、バイオ研究にこだわらず、言うべきことをしっかり書きます。

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やまのあべば

Author:やまのあべば
ヘッポコ大学マスターコース修了
モンチッチ大学ドクターコース在学中

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融かしたら混ぜる
ラボで学生の実験を見ていると(って筆者も学生だけど)、実験のやり始めは手順をこなすのが精一杯で細かく気をつけるところには、全く気が回ってません。

第一弾として誰もがやるミスは、チップを交換しない! ピペットの先のチップは試薬とかサンプルごとに交換しないといけないのに、そのまま使おうとする彼ら。古いの捨てないと、不必要なところで混ざっちゃうでしょ(いわゆるコンタミ)。

第二段。エチブロ入りのゲルをさわったあと、そのままの手袋で実験器具をベタベタさわる。DNAを電気泳導して大きさを確認するというのは、バイオラボでは見慣れた操作です。でも、たいてい、DNAを光らせるための試薬、エチブロをゲルに入れるのですが、発ガン性があります。ウヒョー。初期のころはこれを聞いただけで、オドオドしてました。もちろん、ゲルを触るときは手袋をして扱いますが、用が済んだ後そのままの手袋で扉のノブを触ったり、実験を続けようとしたり。物を介して、素手で触ることになるので、手袋してる意味ないじゃないか。ほんとに。

第三弾。サンプルを混ぜない。冷凍庫で保存するサンプルもあります。多くの場合は凍結しますが、それは徐々に容器の表面から凍っていきます。その際、表面の水から凍っていくので、液体に溶けてるものは中央に追いやられていって、最後に凍ります。つまり、凍結後は容器表面は薄くて、中央は濃い状態で濃度は場所により不均一です。なので、冷凍庫から出して融かしたら、まずは混ぜる。そして使う。というのが常識なのに、彼らにはまだ常識としてインプットされてません。混ぜるのを忘れるたびに何度も、「混ぜてないよ。」「混ぜてないよ」・・・と繰り返し続けると、やっとあたまに回路をつくってくれます。

思い出してみると筆者自身も教えてもらってるときそうだったため、あまり大きなことは言えませんが。一度にあれこれ言うと、困惑されるので、毎日少しずつ教えることにしています。

そういえば、この前RNA用の器具を素手でベタベタ触ってる学生くんがいました。知らないからこそできるワザです。先生が見たら気絶スルゾ。

マンガのクチコミサイト「ReCOMiC」 (マンガを買う前にみんなの感想が読めます)
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手間の多いポイントカード
ちょいと服を買いに行く機会がありました。その店は、ヒトから話は聞いてはいましたが、実際に買い物するのは初めて。商品がシンプルに並べられていて選びやすいし、たとえ選ぶのに長時間かかったとしても、疲れなさそうでよい。

よくあります。例えば、通路がせまくて、他のお客さんが服を見てるときに、そこを通れず遠回りしたり、見たい服がそのお客さんの真後ろで見れなかったり。商品が山積みで目の処理能力が追いつかず、ヘトヘトになるとか。

ウキウキで服を持ってレジに並んだのですが、最後にやられました。「メンバーズカードおつくりしましょうか?」と聞かれたので、もちろんYes。カードケースは会員カードの類が山盛りで整理が大変ですが、ポイントがつくのでいつも取り敢えずつくってもらうことにしています。

ところが。

会計時、カードをもらえるけれどそれは仮登録だそうで。本登録は、携帯電話でサイトにアクセスして、なにやら入力して、アプリをダウンロードして初めて完了するらしいです。そもそも、携帯を持ってなければ会員にはなれないシステム。今はパケット定額制というのが広まってますが、ネットはパソコンでする筆者に定額制を選択する必要はありません。ということは、アプリをダウンロードするパケット代がストレートにかかってくる。しかも、要領がわるく仕事に追われる筆者は、ポイントメンバーになるためにその作業時間をかける余裕はありません。

パケット料金 登録にかかる手間や時間

どう考えても、ときたま足を運ぶ客が得られるポイントで元はとれそうに思えません。これが、月に何回も足を運んでくれるようなリピーター客だけがメンバーになって欲しいという意図で、この登録システムにしたのなら大成功です。でも、そうじゃないなら大失敗。

もちろん、仮登録カードは家に帰ってからシュレッダーでジャゴジャゴしました。

わけありグルメニュース(訳あって安い食品の情報をいち早く受け取れます)

優雅な仕事
デスクトップパソコンは場所をとるので、持ってるのは全部ノートブック。とは言っても、どれもデカイ。家やラボで使うことを考えて買ってるので仕方がないけど、重すぎて余程根性がないと持ち歩けません。なので、何年も前から、カバンにスッと入るパソコンを買おうと思いつつも。絶対に必要なものではないの購入という行動には移したことはなく。今、使ってるのが急にダウンして仕事ができないとかいうなら別ですが。

筆者は平日はずっとラボ、休日は時々ふらふらと出かけるけど、それ以外はずっと自宅でパソコンとにらめっこ。同じ仕事をするにも、たまには気分を変えて、いつもと違う環境でやるとずっとはかどるだろうし、精神衛生上もそちらがよろしい。

とのことで、いいのあるかな?と店に下見に行きました。新品を見てみると、どれも思いつきでパッと買えるような値段ではないので、店員さんのセールスを振り切って、中古コーナーへ。でも、中古はOfficeが入ってないのがほとんどなので、欲しい型があってもソフトがついてなかったり。

ところが。

目の前には、液晶はちょい汚いけど、薄くて軽くて、Officeも入っていていいお値段。うっし。即決。その日は、メルマガの原稿を仕上げる予定だったので、次の日にいろいろ触ってみることに。

次の日。

朝から、ネットに接続してみて、Windowsのアップデートなどをしていました。午後からは早速、空港まで足を延ばして、飛行機を見ながらコーヒー片手に仕事だ。こんな贅沢していいんだろうか。ワクワクしながら、アップデートのインストール後にコンピューターを再起動したものの、起動がおかしい。

え・・・?

やり直してみても、やっぱり起動しない。ムキョー。そうして、その日の午後は空港ではなく、購入店に行くことに。購入後24時間にして入院。あこがれの優雅な休日仕事はしばらく持ち越しです。

中古ノートパソコンPC-WRAP

色抜けセーター
クリーニングにセーターを出したら、しばらくしてから店から電話がかかってきました。

「一部、脱色してるんですがこのままクリーニングしてもよろしいですか?」

ん?脱色?と思いましたが大したことなだろうとそのまま洗ってもらいました。ところが。出来上がったセーターを着てみると、前の方に長さ1センチほどの白い模様が。クリーニングに出す前は、食べ物か何かが飛んだんだろうと思ってましたが、実はこれが脱色の正体。濃い色のセーターだから、とても目立ちます。

困ったな。でも、どうして色が抜けちゃってるんだろ。とふと頭に浮かんだのは、ラボで使う殺菌用の漂白剤。成分は台所にあるのと同じです。大抵は白衣を着て使ってるんですが、別の仕事中にふと思い出したりしたときは白衣を着る手間をはぶいて、漂白剤を使うことも。洗い場では水がはねやすいので、漂白剤入りの水滴がセーターに・・・。うひょー!

いっそのこと、全部漂白して白いセーターにしてしまうか。

いやいや。失敗して色むらになるからやめておこう。(そんな問題なのか・・・)このセーターは家着になりそうです。代わりにもう一着、買いにいかないと。う~ん面倒くさいな。

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電子ピアノは冬眠中
筆者は小学2年から10年ほどピアノを習っていました。教科書は確かソナタあたりのを使っていたので、結構弾けるところまでは進んだのだと思います。ピアノを弾くのはとても好きだったのですが、先生がどうしても好きになれず、親は「練習しなさい」攻勢だったので、しまいには嫌々弾かされてるみたいになって、やめたくてしょうがない状態に。そうして、大学入試のときに受験勉強を口実にやめてしまいました。

習い事をさせてくれるのは、よかったんだけど、とても中途半端だったので自分でももったいないなと思います。そんなこんなで、大学院に入ると余裕が出てきたのか、忙しさで現実逃避したくなったのか、無性にピアノを弾きたくなってきました。ところがマンション住まいなので、普通のピアノは置けない。ということで、ヘッドホンを付けられる電子ピアノを買ってしまったのでした。買った当初は、記憶をたどるように練習していたんですが、要領がよくないもんで、時間に追われ始めると初めにリストラされるのが趣味の時間。

なので、悲しいかな、カバーをかけたまま部屋に置きっぱなしなのです。誰か欲しい人いないかな。

楽器のことなら島村楽器オンラインストアへ


みた映画:俺たちフィギュアスケーター
公式サイトの予告編を見ても、思い出し笑いしてしまうこの映画。

股間が痛そうなシーンでも平気な顔の彼ら。痛い!と歯を食いしばってしまうのはスクリーンの前の男性諸氏(?)かもしれません。

爆笑と苦笑のしめとして、最後はきちんと感動でしめくくってくれる・・・と思ってたら脱力させられます。いくつか役立ちそうなサイトをあげておきます。

・映画に行く前に予習

俺たちフィギュアスケーター公式サイト
ウィキペディアでの解説 (本人役でスケーターがずらり。日本人の名も。こんなに出てるなんて。)

・DVDが発売されてからみるとき

CD/DVD 買うならタワーレコード
アマゾン DVD
TSUTAYA DISCAS(オンラインレンタル)
動画を楽しむならDMM(オンラインレンタル、販売)



デトロイト・メタル・シティ(DMC)
コミックです。友人と会ったときに「おもしろいから読んでみて!」とわざわざ買ってくれました。この年になっても学生だからな。なは。なは。本当にありがとう。

平和的でキュートな歌が好きな主人公。なぜか、デスメタルのヴォーカルをやることになったというストーリー。多くのシーンでファンが出てきて、セリフの中で解説してくれるんだけど、それが一々おもしろいんだ。2巻まで読んで、傑作は東京タワーです。笑わせてくれます。

帯を見ると、実写映画化されるそう。とくにライヴシーンが、どんな風に映像にされるのか楽しみです。

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タブー視の代償
電車でウトウトしていたら、突然ヒトの叫び声が聞こえてきた。
特定のカルト教団の名前をあげて「尾行するな!」と。車内は凍りついた。しかし筆者には尾行の真偽を判断する術はない。体が防御体制に入り、振り向いて状況を確認することさえもできなかった。ただ、それは、もう追い詰められたというか、怒りに震えた声だった。

考えてみた。

この教団のうわさ話はたくさん聞く。でも報道として大々的にメディアで扱われることは稀だ。なぜか。それは、経営が絡んでくるからだと最近知った。新聞社の場合、印刷物の委託や広告掲載を請け負っているが、それらを引き上げられたら、大変だ。

例えば、筆者がある団体のことについて追求する記事をよく書くとする。ところが、その団体から逆に月100万出すから、それ以上書くなと言われたら、誠に申し訳ないが心が揺れるだろう。でも、ここでポイントなのは「書くな」ということ。「団体の広告やワッショイ記事を載せろ」と言われたらエネルギーがいるけど、書かないことは簡単だ。動かなければいいだけなので。それでお金が手に入るならこんな楽な仕事はないが、その100万円で生活することが当たり前になってしまったら、いまさら元の生活には戻れない。そしてズルズルと続く。

メディアで扱われない理由としては、記者個人にどこからか圧力がかかったりもするのかもしれない。それは、記者だけにとどまらず、一般のヒトも同じだけれどね。

ちらほらサイトを見ていたんだけど、教団に疑問を持つ、もしくは対立している立場のサイトの管理者の多くが個人プレーで活動しているようだった。頑張っているのに申し訳ないが、これじゃ組織相手には歯が立たないだろう。提案としては、個人プレーで使うエネルギーの一部を使って、教団とは異なる考えも持つヒトが集まる団体をつくってしまうことだと思う。そして、一般のヒトも参加しやすくしてお金を集める。対応策をマニュアル化する。マスコミが報じないなら、集めたお金で積極的に広告を出す。言葉は悪いがマスコミの買収。良く言えば経営支援。こちらも同じことをすればいい。そのうち報じてくれるようになるだろう。また、国会議員とパイプをつくって国会で取り上げてもらう。


もしもボクが支援組織をつくるとしたら、宗教関連でトラブルになってるヒトの駆け込み寺。渦中にいれば落ち着いて相談先を探すことさえも大変だろう。いっそのことNPOにでもした方がいいな。ふんふんと考えながらネットを調べてみたら、なんとすでにありました!

【NPO法人 全日本青少年育成協会 AYDA】
 http://www.seisyo-ikusei.com/


無料で相談にのってくれるそうです。もし身近に困ってるヒトがいたら教えてあげてください。

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HIVの無料検査を受けてみました
以下は、2008年1月6日配信のメルマガ「へっぽこバイオ研究!第 98ラボ☆HIVの無料検査を受けてみました」を再アップしたものです。

筆者やまの。
保健所の無料HIV検査を受けてみました。

自分は大丈夫だろうっていう根拠のない自信に支えら続け、
ホントに初めての経験でした。

科学者の卵でもあり、客観的に物事を判断する訓練してるはずなのに
おかしな話です。

これから、検査を受けるところから結果が出るまでを書いていきますが、
「もう知ってるよ」というときは近況報告まで読み飛ばしてください。


◇なぜ検査を受けた?

筆者が検査を受けてみようと思ったのは、一度も受けたことが
ないのを気にしていたときに、たまたま駅にある

「夜間検査やってます!」

というポスターを見たからです。

通常の検査は、保健所が開いてる朝から夕方までなので、
昼間に仕事をしてるヒトは受けるのが難しいかもしれません。
でも、夜間検査なら仕事が終わってからでも行けそうです。

ネットで検索してみると、日本各地で夜間検査や休日検査を
実施しているところがある様子。

また、夜間検査の会場は保健所ではなく、会議室とかホールなんか
の名前がちょくちょく出てきました。


◇仕事を切り上げ会場へ

夜間と言っても、深夜までやってるわけじゃないので、
実験を早めに切り上げて会場に向かいます。

会場の入り口。

小さな看板だけが置いてあり、扉部分は布でブラインドしてあって
中が見えないようになっていました。まだまだいろんな考えを持ってる
ヒトがいるのでこうした配慮がされているようです。

初めてなので入る直前かなりドキドキしていました。
扉の向こうはどうなってんだろ・・・。

でも。

いざ入って見ると力が抜けました。
選挙の投票所みたいな、ややかたい雰囲気を想像していましたが、
それよりもはるかにほのぼのした雰囲気です。

部屋を見回すと、真ん中に大きなテーブルがあって、
HIV関連の資料が何種類も置いてあります。

入り口から入ったところで、お姉さんとお兄さんが紙を手渡してくれたので、
それを持って筆記用テーブルに向かってイスに座ります。

上の方に名前を書くところがあります。
ここは名前(偽名でもいい)もしくは、4桁の数字を書くように指示されています。
匿名はここで担保されています。


そこから目を少し横に移すと

HIV
梅毒
クラミジア

と書いてあるので、検査を希望する項目に丸をつけます。
もちろん、やまのは全部に丸をつけました。それを書き終わったら
筆記テーブルの後ろにある順番待ち用のイスに座ります。

そこで検査を待ってるヒトを眺めてると、本当に普通のヒトばかりでした。
中には筆者みたいに勉強も兼ねて受けに来ただろうヒトもいて、
熱心にテーブルの資料に目を通していました。

どれだけ待たされるだろうか・・・と時計を見ようとしたら、
意外に早く「こちらにどうぞ」と呼ばれました。

よく病院で銀色パイプの四角い枠があって、その中に
ヒラヒラの白い布が張ってあるパーテーションを見ますよね。

そんなパーテーションやカーテンで作られたブースに入ります。
筆者の入ったブースにはナースだと思われる年配の女性がいました。
他のブースがどうなってるのかは、こちらからは全くわかりません。

検査項目の説明のあと、腕の血管を探します。
そして針を刺して手際よく専用の容器に血液を入れます。
その際、彼女は使い捨てのゴム製の手袋をして作業していました。

日常、病院ではそこまでしているシーンを見ることは経験上ありませんが、
リスクを考え感染事故に十分用心している様子でした。

血液を採り終えたら、ガーゼを渡されたので針を刺したところを強く抑えます。
その場で座ったままボンヤリとガーゼで抑えていたら、
「あの、もう結構ですから。」と言われてしまいました。

次のヒトが待ってるから、早く出てってくれってことらしいんですが。
ボク、荷物あるから腕を押さえたままじゃ動けないんですけど。

って、目で訴えかけたものの、逆にナースのオーラで打ち負かされ、
控えの紙と荷物をつかんでヨロヨロとブースを出ました。

検査結果は控えの紙がないと絶対に受け取れないそうです。
最高レベルのプライバシー情報なので、他人に結果を渡すような
ことがあってはいけません。確かにそうです。

さっきの待合室のテーブルにはたくさんの啓発資料があり、
いくつか選んで持って帰りました。

検査は一週間後に受け取れます。もらった紙によると、
もしものときにその場ですぐに相談できるように、
医師やカウンセラーが待機しているそうです。


◇結果を取りに行く

一週間後。

結果を受け取る日です。
この日から数日間は夜間に結果を受け取れますが、
この期間が過ぎると昼間に行かないといけなくなります。

自分は大丈夫だと思い込み続けてきましたが、
さすがにこの日はソワソワしていました。
面接試験を受けるときの緊張感にも似ていました。

何回も時計を見たり、結果を受け取るための控え
の紙がカバンに入ってることを確認したり。

薬で発症をコントロールできるようになってきたので、
先進国では「慢性病」だと表現しているのを目にしますが、
薬も副作用が無い訳じゃないし、非感染者とまったく同じ
生活ができるわけではありません。もしもを考えると緊張が高まります。

エレベーターを降りて、フロアを見回すと「検査結果」とだけ
書いた矢印付きの張り紙がしてありました。ここでもしっかり、
社会の目からの配慮がされています。

会議室のような部屋に入ると、受付にお姉さんがいてここで控えの紙
と引き換えに番号札をくれました。そこで、待つこと1分。

今度はやや年配の女性が番号で筆者を呼び、別室に連れて行きます。
別室の中はパーテーションで区切られてブースがいくつかつくられていて、
検査結果を受け取る姿が外から見えないようになっています。

そのブースに入り、テーブルに向かい合って座ります。
女性は手に封筒を持っています。これが結果なのでしょうか。


◇結果を開封する


その封筒を手渡され

「中の紙をご覧ください。」

と言われました。封筒をのぞくと白い紙が入っています。
係りの女性もまだ結果は知らないようで、顔はとても真剣です。
彼女もまさしく、もしも、を想定して備えています。

筆者と彼女。初めて顔を合わせてからほんの数分の間に、
お互いの糸がどんどん張り詰めていきます。

やや震える手で紙を取り出します。開きます。

すべての項目に(-)マイナスが付いていました。


陰性でした。

石が砕けて、女性が初めて笑顔になります。
何人も陽性の結果を受け取ったヒトの顔を見てきた。
そんな雰囲気でした。

「以上になりますが、何か質問はありますか?」

最後にそう聞かれましたが、せっかく質問できるチャンスだったのに、
頭が真っ白だったのでそのまま出てきてしまいました。

次の夜間検査の機会にはいろいろ質問をしてみたいと思います。


<まとめ>

・採血にかかる時間は数分

・本名を聞かれることはない

・カウンセラーや医師に相談できる体制もある


ちなみに。

結果を聞いて帰るとき。

「夜間検査が行われているのはどの媒体で知りましたか?」

と女性から聞かれました。限られた予算で、
いかに多くのヒトに検査が行われていることを伝えるか。

次はどうするか。彼女は頭の中で次の一手を考えていました。

これは、つまりまだまだ検査を受けるヒトが少ないということ。
もしも感染していることに気付かずにいたら。大事なヒトにまで、
負担をかけてしまうことになりかねません。
そこがエイズの怖いところです。

あなたも一度、受けてみませんか?

今夜もここまで読んで頂きましてありがとうございました。

郵送、ネットで確認できるHIV検査です




科学と政治家
科学誌Scienceでアメリカ大統領選挙の特集を組んでるようだ。サイトの目次に目を通しただけだけど、それぞれの候補者の科学政策について書いている様子。

翻って日本はどうか。日本の科学界は党首の科学政策を取り上げて、積極的に広報することはない。そして政治家も科学についてまったくメッセージを発しない。お互いに無関心。そして悪循環。

現状で科学者は行政から予算を配ってもらって、仕事をさせてもらっているというのは言いすぎだろか。官僚の裁量で、生死の運命を握られている。これじゃ悲しすぎる。学会でプレゼンターとして出席していた官僚を何度か目にしたことがある。決められた仕事を粛々とこなしていくという気概はすばらしい。でも、余計な仕事は増やしたくないオーラを丸出しにして、会場から意見が上がっても、私たちの仕事じゃないと突っぱねる。そして、最後まで意見を受け入れることを頑なに拒んだ。この姿を目にして、行政に何を言ってもしょうがないとの認識が筆者の頭にはインプットされている。なので、大事なのは、政治家とタッグを組むことなんだ。なんだって、日本で一番官僚を動かすことのできる人たちなんだから。

科学者は自分の研究ばかりに閉じこもって、ラボや酒席でグチグチ文句いうだけでなく、もっと政治家にアプローチして不平不満をどんどん伝えないと日本の研究環境はよくならない。増えすぎた博士卒の研究者の就職問題とか、研究費の申請の問題、使い勝手の悪さ。お金だけで解決できないシステムの問題は彼らに動いてもらうしかないじゃないか。

首相の口から直接、科学政策の話が聞けるのはいつになるのかな。

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言論の自由
文章の書き手になってみて気を使うようになったのは、「書いてもいいこと」「書いてはいけないこと」。読者に役立つことはいくらでも書いていいけど、いいかげんなことや、ただ不快にしか感じないようなことは書いてはいけない。また、引用元を出さずに文章にして「無断引用」だと報道されているのをみると、自分も気をつけないとと思う。

ところが、世の中には自由に書いてもいいはずなのに、書けないことがあるのにも気づいた。書くことによって、自身に被害が及ぶケース。不都合な人物を盗聴する宗教団体。批判されたから言って、彼、彼女ブログを炎上させる掲示板ユーザー。

言論の自由。今までは気にもしてこなかったけど、かけがえのない大切なものだと身にしみて感じる。

盗聴器発見器を探す



チューブのにおい
ラボで使ってる遠心チューブがなくなってきました。
洗って滅菌しなおして再利用するようにしてますが、コンタミが気になる時なんかはどうしても新しい状態でないと落ち着きません。なので、ちょこちょことダンボール箱のチューブが減っていきます。もう年度末で、大物の機械の故障なんかに備えてセーブしていた研究費も使い切らないといけないので、この機会に一年分くらいチューブを買い置きすることになります。

業者でキャンペーンをやってるときや、まとめ買いをするときは、若干安くなりますが普通は一本30円とか40円とかそんなくらいの値段です。筆者はまだ学生なので先生みたいに研究費を引っぱって来てる訳じゃないけど、欲しいものがあるときに先生に相談したら大抵は買ってくれます。いわゆるスネカジリ虫ですな。ハハハ(笑) 

遠心チューブはいつも同じメーカーのを買ってますが、安くていいのがあれば節約になります。それで業者のお兄さんが置いて行ったキャンペーンパンフに目を通します。多くが欧米の製品ですが、「中国製」の文字を見つけます。しかも中国から輸入される一般の製品と同じようにとても安い。一本あたり20円を切っている。これは安いなと、ベンチに置いてあったサンプルを見てみることにしました。手で持った感じはちょっと薄いかな?という印象ですが、使う分には問題はなさそう。次にフタの具合をみるために、フタを外してみました。ふむふむと見てたら、なんとなく有機溶剤の臭いがするのに気がつきました。なんだろとチューブを鼻に近づけてみたらムホ~~~となんとも言えない有機物の臭いが。え?と試しにいつも使ってるチューブの臭いを嗅いで見るとそんな嫌な臭いはしません。おそらく、製造に使用した有機物が残っちゃてるのでしょう。

チューブは細胞用の培地を入れることもあれば、細胞そのものを入れることもあります。試薬をつくってこれで保存しておくこともあります。どうでもいいような目的ならいいかもしれませんが、でも、それなら初めから再利用チューブを使います。パンフレットを見た先生が値段に反応していましたが、事情を話して他の製品の方がいいですと伝えておきました。

安いものにはそれなりの理由がある。

実験道具に限らず、安い製品はたくさん売られていますが、とくに食べ物なんかになると普通の消費者はその製品がどうなのか判断するのは難しいです。あんまり高いのも困るけど、大事なものを犠牲にしてまで安いものを追い求めていいのか。そう感じました。

ANAお取り寄せグルメ倶楽部



分解のススメ
みなさま旧年中は本当にお世話になりました。本年もよろしくお願いします!

この冬休み。何をしていたかというと。ときどきラボに行きながら、あとはひたすら大掃除!普段からやればいいのですが、中途半端な短い休みだと“小掃除”で終わってしまうので、押入れのダンボールや封を開けてそのまま山積みの郵便物を片付けるのはこれくらいの期間がないと手が届きません。

改めて部屋を見渡すと、あまりの汚さにげっそりしますが、そこは見ないことにして本命に手をつけます。そうして出てきたのは大量の紙。紙。紙。しかも微妙に名前が書いてあったりするから、そのまま捨てられない。てことで、シュレッダーの活躍です。

ところが年末。

ゴト。ゴト。ゴト。と彼から変な音がするので、ドライバーで開いてみました。すると、金属の部品を支えてる部分が割れちゃってて使い物にならなくなっていました。この部分は紙を入れて砕いてる時に、歯が外側に広がらないように両側から歯を押さえつけるためにあると想像できました。つまり、使用時はいつも歯から外側に向かって力が働くので、とても丈夫に作っておかなければならないところです。でも、割れてる部分はとても薄っぺらいプラスチックで、どう見てもへなちょこだ。

幕下力士が横綱と押し合いをやってるようなもので。

こんなつくりだと壊れるのは当たり前。それなりに有名なメーカーなのですが、購入以来1年半でした。コスト削減のために簡単につくったのか、設計ミスなのか、わざと壊れるようにして買い替えさせようという意図なのか。いずれにしても、もうこのメーカーの製品は買わないことにして。年末だったので、急いで別メーカーのを購入。それから、暇をみつけてはシュレッダーをブンブン動かして、やっと今朝全部終わりました。


部屋には大量のシュレッダーダストの入ったゴミ袋たち。


アハアハ(汗) 新年のゴミ回収いつだろ(汗)X2

さすがにCDとか電話とか精密機器になると素人が開いたところでどこが悪いのかわからないけれど。もし機械的な故障なら、捨てる前に開いて患部を自分の目で確認すると企業の判断材料が得られるんじゃないかと思いました。

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