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やまのあべば

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科学的思考の普遍性
能を見に行きました。

これ。生まれて初めてでしたが、感心させられました。

主役の綿密な動き。
扇子を手にし、セリフする地謡(ぢうたい)。
掛け声とともに響くつつみ、笛の音。

一寸も目を離す隙がありません。
つまり、舞台上では全く無駄のない動きが繰り広げられています。

では、能とテレビを比較してみましょう。



とある番組で納豆ダイエットの虚偽放送。

やまの。視聴率の呪縛に縛られた番組は疑わしいので
スーパーなんかで「OO(番組の名前)で紹介されました!」なんて、
セールスがあっても素通りです。

商品そのものをアピールするならいいですが、
他力本願なその姿勢では、逆に買う気が起こりません。うん。

ボク以外もみんなそんな感じだろ・・・と思ってましたが
以外にも「納豆ダイエット」を実践する人たちがたくさん居た
という事実に驚きました。

いい機会なので、かの番組も含め、
テレビをとりまく問題を思いついた順に3つあげてみます。

まず、視聴者を甘くみる番組制作。
ワイドショーで同じ映像を何度も繰り返して、
コメンテーターに何の分析もない井戸端ほどのコメントをさせる。
⇒数分前に流した映像はもう忘れたと思われてます。

どこぞの占い師やカウンセラーをよってたかって、
主役に持ち上げる。
⇒視聴率がとれて、スポンサーからお金が入れば
何でもするという姿勢からは、信念は伝わってきません。
「信用を積み重ねる」という言葉は皆無です。

例の番組はスポンサーが退いたそうですが
他にもスポンサーのイメージを損なってる番組は
いくらでもあると思うので、広告のあり方を考え直す
企業が出てきて欲しいものです。

そして、2つ目。
最初のも関連してますが、質の低い番組で
視聴者をテレビに釘付けにして、貴重な時間を
奪っているという事実。

納豆ダイエットを例にとるなら、(仮にこれが事実だったとして)
まず納豆の効果をグラフなどでデータに示したあと
簡単に解説して、次の話題に進めばいいでしょう。
あんなもの数分で十分です。

また、論文に載ってるデータでさえ、
事実でないことだってあるのに
さも本当だと信じ込ませようとする姿勢は最悪です。

1日あたり平均1時間テレビを見るとすれば、
一生涯のうち3年分はテレビと一緒にすごしている
計算になります。


最後に、テレビを見る側が受け身すぎるという問題。
テレビが伝えたこと素直に受け止めてしまったヒトが
納豆を買い占めてしまいました。

この事実からは、「あたえられた情報をワンクッション置いて
考えてから受け入れる」という作業が欠如していることが
わかります。

研究の場合でいうと、実験結果から考察したり、
ヒトが書いた論文のデータが本当かどうか
疑ってみるというのが、仕事の一部なのですが。

それが必要なのは研究に限ったことだけではないはず。

突き詰めれば、原点は教育にたどり着くのでしょうが
入ってきた情報を一度、自分なりに分析してみる
ことを身に付けておくことが重要ではないでしょうか。

示された情報をありのまま受け入れて
損をするのは、結局、自分です。
素直さも場面によっては必要ですが、ここで求められているのは、
いい意味で「意地悪な思考」です。


ここまで、気付いたことを書いてみました。
やまのがメルマガを続けているのは、
研究という題材を通じて、その考え方に
触れて欲しいという思いがあるかから・・・かもしれません。

ただし!
ボクが書いてることにも間違いがあるかも(?)しれないので
「ワンクッション」おいてみてください(笑)

それにしても。
視聴者の貴重な時間を費やさせてまで
虚偽の情報をインプットさせた方々。
能を見て、そして無駄の無い心地よさを学んでください。


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