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やまのあべば

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「クロレラで病気が治る」という広告
新聞の折込広告を見ていたら「クロレラ療法うんちゃらかんちゃら」と書いてある広告を見つけました。

トップには「がんこな慢性病でお悩みの方へ」の文字。筆者も慢性正義感強すぎ病なので読んでみることにしました。まず、目をひくのは「アトピー性皮膚炎」「パーキンソン病」という表題とそれに続くクロレラ療法の体験記です。一見、「クロレラを飲んだら病気が治るんだ!」って感じるように巧妙につくってありますが、広告主自身が書いた文章としては「病気が治る」という効果・効能は一切書かれていません。このような第三者の体験記の形にしているのは薬事法の規制を逃れるためです。と言いつつも、次の理由で逃れてないんですけど。薬事法は、はっきりと「OOに効く」という明示的な広告でなくても、「効く」ということを連想させるような暗示的な広告も禁じています。つまり、上にあげたクロレラの折込広告は厳密に言えば、薬事法68条が禁じている「未承認薬の広告」にあたり、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金または両方が科されます。

この広告のオモテ面の中央の体験記のタイトルは「原因不明の湿疹・アレルギー体質・椎間板ヘルニア」です。何の関連性もないこれらの症状。クロレラを飲み始めて2ヶ月ですべて治ったそうです。スゴイネ。クロレラ。ここの広告に写真つきで載ってる販売責任者らしき人物はノーベル賞受賞候補ですね。この話が本当だったらね。

ところで、筆者も含めそれぞれの研究室では膨大な時間とお金をかけて地道な研究を続けています。製薬会社も一つの薬を開発するのに、数十億~数百億円のお金をかけています。もし、クロレラを飲んで病気が何でも治るなら製薬会社がそんな金の成る木を放っておく訳がありません。つまり、飛びつかないということは「クロレラに病気を治す効能などない」ということ。ということは、かの広告はどういうことかわかりますね。いや、こんな解説しなくても、ちょっと考えたらすぐにわかると思いますが、ホントに病気に悩んでるヒトは藁にもすがる思いで試してしまう。だから、こういう商売とか広告がなくならないんでしょう。

最後に。広告に「学術報告」として、某学会の学術集会で「クロレラに抗炎症作用がある」という研究結果を発表したといかにも誇らしげに示しています。(じゃ、抗炎症薬も、どの病気にも効くんだね?ん?) でも、学会発表は信用性で言うと最低ランク。学生の研究発表の練習のために、適当な持ち合わせのデータで発表することもあります。学会では、発表者が好きなことを発表できるのでこんなことをいうのもなんですが、結構いい加減です。こういう事情を知っているヒトが見たら、また広告にバカなこと書いてる、と思えますが、何も知らないヒトにとってはそうではありません。そのようなヒトを欺こうとする悪意を練りこんだ広告。

もし、このような広告を見かけたら、広告主の住所を管轄する警察署へ。実害例がないとなかなか動いてくれないかもしれませんが、届く声の数が多ければデカさんも何か考えてくれるでしょう。

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【2009/04/25 20:33】 | #[ 編集]


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